回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟
主に脳卒中や大腿骨等の骨折など、急性期医療を終了した後、自宅復帰のためにリハビリテーションを集中的に行う病棟です。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が、機能訓練だけではなく、病棟での実際の生活場面に入り込んで積極的にリハビリテーションを行います。さらに当院では、土日祝日を含めた365日のリハビリテーションを実施しており、早期の機能回復と自宅復帰を目指しています。
また、生活環境を早期に把握するための家屋調査を入院直後に実施しており、入院中から退院後の生活を想定してリハビリテーションを実施していきます。必要に応じて退院前にも家屋調査を実施し、患者さん本人のご自宅での動きを確認するとともに、住宅改修や福祉用具についてのアドバイスもさせていただきます。

入院時家屋訪問

多職種カンファレンス
本病棟では医師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーが、チームとなって情報を共有しながら、患者さん個々の身体機能や社会的背景に関する問題に対応していきます。また、医療ソーシャルワーカーが、利用できる社会制度や退院後の療養先等についてのご相談に応じます。

病棟での日常生活動作練習

歩行練習
回復期リハビリテーション病棟実績(平成29年度)
入院患者合計 | 198名 | |
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患者構成 | 脳血管疾患(脳梗塞、脳出血など) | 101名 |
運動器疾患(骨折、脊椎疾患、脊髄損傷など) | 94名 | |
廃用症候群 ※ | 3名 | |
その他 | 0名 | |
入院時訪問件数 | 41件 | |
入院患者重症割合 | 37.9% | |
重症患者における改善割合 | 62.9% | |
在宅復帰率(在宅系施設を含む) | 90.8% | |
平均在院日数 | 64.0日 | |
平均リハ実施単位数 | 4.76単位/日 |
※手術後や治療後の安静により日常生活動作能力が低下した状態