金沢赤十字病院

内視鏡室

内視鏡室

内視鏡室の紹介

内視鏡室では,上部消化管内視鏡(胃カメラ)や下部消化管内視鏡(大腸カメラ)に代表される消化器内視鏡検査や、消化器疾患に対する内視鏡治療を行っています。
患者さんの健康を守るべく,内視鏡室ではよりよい医療を目指して以下の点に努めています。

1)内視鏡による苦痛をより少なく

●鎮静剤・鎮痛剤
鎮静剤をご希望に応じて使用します。完全に眠ってしまうわけではありませんが、うとうととした状態になり体の力が抜け、楽に内視鏡を受けていただけます。
比較的時間のかかる検査や処置においては鎮痛剤も適宜併用しています。

(別記「鎮静剤・鎮痛剤を使用する方へ」をご参照ください)

●細径スコープによる検査
胃カメラの際、ご希望に応じて径の細いカメラ(細径スコープ)を用いることができます。
鼻から細径スコープをいれて検査を行う「経鼻内視鏡検査」は.口からの胃カメラでは嘔吐反射(えずき)が強く検査がつらいという方でも,比較的らくに検査を受けていただけます。
(画質や操作性の面から、通常は普通径スコープによる口からの内視鏡をお勧めしています)

2)消化管がんの早期発見と内視鏡治療

最新の内視鏡機器を備え,小さな病変も見逃さないように日々の検査を行っています。
もし治療の必要なポリープや早期がんを見つけた場合には、適切な治療法を検討のうえ、できるだけ内視鏡での治療を行うようにしています。

3)胆膵疾患に対する積極的な内視鏡診療

胆管結石や膵腫瘍に代表される胆・膵の病気に対して,内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)や超音波内視鏡(EUS)とそれらの関連処置による検査・治療を積極的に行っています。

4)多職種連携と内視鏡診療の質の向上

医師,看護師,臨床工学技士,臨床検査技師など様々な職種のスタッフによるチームで内視鏡業務を行っています。
各専門職種のもと,機器管理,検査精度の向上,検査中~検査後の安全確保などに努めています。

当院で行っている主な内視鏡処置・治療

下記の内視鏡治療を行っています。消化器病センターを受診された際に、病状に応じて詳しくご説明します。

  • 食道・胃・十二指腸・大腸のポリープや早期がんの切除(EMR、ESDなど)
  • 胆管結石や胆道狭窄、膵疾患に対する処置・治療(ERCP等)
  • 超音波内視鏡を用いた検査および処置・治療(EUS-TA、ドレナージ等)
  • 消化管出血に対する内視鏡的止血
  • 食道静脈瘤に対する結紮術(EVL)・硬化療法(EIS)
  • 消化管粘膜下病変に対する切除・腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)
  • 消化管狭窄に対する拡張術・ステント留置術
  • 経皮内視鏡的胃ろう造設術

内視鏡室の実績

年間内視鏡件数

2022年度2023年度2024年度
総数665864476291
<内訳(検査種別)>
2022年度2023年度2024年度
上部消化管内視鏡553952375143
大腸内視鏡111912101148
小腸内視鏡検査(カプセル内視鏡)021
超音波内視鏡(EUS)141145200
<内視鏡を用いた治療>
2022年度2023年度2024年度
内視鏡的胃瘻造設術(PEG)201411
大腸ポリープ切除379496495
上部消化管ポリープ切除
(十二指腸乳頭部も含む)
41113
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)373561
(上部消化管)232731
(大腸)14830
膵胆道処置(ERCP)110116131
腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)123
超音波内視鏡(EUS)下の処置・治療261515
消化管ステント留置術41912
(上部消化管)196
(大腸)3106

鎮静剤・鎮痛剤の使用を希望される方へ

鎮静剤・鎮痛剤は内視鏡によるつらさを軽減する非常に有効な方法ですが、デメリットもあります。
以下の注意点についてご理解ください。

  • 副作用として、吐き気・おう吐、呼吸の異常(一時的な無呼吸や呼吸の抑制)、血圧低下、不整脈、アレルギー(アナフィラキシー)などがあります。
  • 当院では鎮静剤による偶発症を防ぐため、年齢と体重により鎮静剤の使用量を定めています。ただし,鎮静剤の効果には個人差があります。
  • 薬剤は注射で投与します。必要な場合、点滴をとることがあります。
  • 使用後は判断力の低下や一時的な健忘(もの忘れ)を生じることがあります。このため、使用当日は車・バイク・自転車などの運転はしないでください。重要な決断は避けてください。

上部消化管内視鏡(胃カメラ)を受けられる方へ

胃カメラをご希望の場合は、特に予約は必要ありませんが、いくつかの注意事項があります。

  • 検査前日は夜9時までに夕食をすませ、それ以後は食べ物をとらないでください。水かお茶は当日の検査直前までとっていただいても結構です。
  • お薬については基本的に普段通り飲んでいただけますが、糖尿病薬や抗血栓薬(血液を固まりにくくする薬)などは一時的に中止や変更が必要となる場合があります。普段飲んでいるお薬の内容がわかるよう、お薬手帳やマイナンバーカードのご持参をお願いします。(来院時、マイナンバーカードにて受付していただく際、お薬情報の提供に同意していただくことで、医師らが過去のお薬情報を参照することが可能になります。)
  • ご高齢の方は、ご家族の付き添いのもと来院されることをお勧めします。
  • 検査当日は、楽な服装でお越しください。ガードルやボディースーツなどは避けてください。また、唾液でぬれる場合もあるため、汚れてもよい服装でお越しください。
  • その他、安全のため医師や看護師の指示に従ってください。


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